自分が所属する部活動の部室に住むことは可能です。
私は大学生の時の3年間、所属していた部活動の部室に一人で住み込んでいました。
部室での一人暮らしはとても快適で、生活費や出費を大きく削減できるのでかなりおすすめ。
テレビや冷蔵庫、コタツ、ソファ、布団など、生活に必要なものを設置し、自分の家のように暮らすことが可能です。シャワールームや洗濯機は学校内のランドリールームにあるので使い放題。もちろんトイレもあります。
生活するには十分すぎますが、家賃や光熱費はゼロ、学校内の無線LAN(Wi-Fi)も使い放題なので通信費も節約でき、他にも様々なメリットがあります。
今回は、私が実際に部室に住んでいた体験談から、部室に住む方法やメリットを解説しようと思います。
少しハードルは高いかもしれませんが、お金の悩みをなくす一つの手段として、現在大学生の人やこれから大学生になる人の参考になれば嬉しいです。
部室に住むメリット
まずは部室に住むことで得られるメリットを紹介します。
家賃・光熱費・水道代がタダ
やはり一番のメリットは家賃と光熱費が一切かからないことですね。
部室に勝手に住み込んでいるだけなので家賃を支払う必要はなく、電気や水道も使い放題です。
もし自分で賃貸住宅に住んで家賃を支払うとなると、場所や物件にもよりますが安くても3~6万円ほどになるのではないでしょうか。
加えて光熱費もかかるので、アルバイトで稼いだ大半が家賃と光熱費に持っていかれる。
家賃と光熱費がいらなくなるだけでも、その分のお金を自分の好きなものや趣味、友達との遊びにお金を使えるので、大学生活がより充実し楽しいものになるのではないでしょうか。
通学時間なし・交通費もなくなる
大学内に住むことになるので、通学時間や交通費は一切かかりません。
朝起きたらすぐに授業にいける(^^)
もし学校までの距離が片道30分だとすると、毎日の通勤時間は往復で1時間になります。
月に20時間以上も通学に時間をかけているということになる。(時給1,000円で換算すると2万円)
通勤ラッシュや帰宅ラッシュと時間が重なるとストレスも溜まり、体力もなくなる。
毎日の通学にかけている時間と労力を、勉強や遊び、アルバイトに使うほうが圧倒的に有意義です。
生活費に部費を使える
大学の部活動では、各部活動ごとに大学から部費が支給されます。
部費を使用する場合は、何を購入したかを記録に残すために領収書が必要になると思いますので、何でも自由に購入できるわけではありませんが、洗剤やドリンクなどには部費を使用できるので、それだけでも少し生活費を削減できるのではないでしょうか。
また、部員との食事などにも、[懇親会]や[歓迎会]などの名目で部費を使うことができました。
※あくまでも部費は部活動のために使用するためのものなので、できるだけ部活動に必要な用具などを購入するために使用するようにしましょう。あまり私的に使用していることが大学側にバレると、部活動自体が停部や廃部になる可能性があるので注意しましょう。
部活動で支給される部費の額については、大学や部活動の種類によって変わると思います。私の大学の場合、半年ごとに10万円が支給されました。すべてを生活費に当てられるわけではありませんが、洗剤やドリンク代が浮くだけでもかなり助かりました。
デメリット
部室に住むことによるデメリットもあります。
私的に住んでいることが大学にばれる可能性
部室は部活動のために使用する部屋なので、個人が自分の家として利用するのは許されないでしょう。
もし私的に部室を利用していることが大学側にばれた場合、停学や退学など何かしらの処分が降る可能性があります。部活動自体も停部や退学になるかもしれません。
私の場合、大学1回生の後半から約3年半部室に住んでいましたが、大学側にバレたり疑われたことは一度もありませんでした。これは大学側の管理体制などによっても変わると思いますので、部活動への管理が厳しい大学ではバレる可能性が高まると思いますので、注意してください。
キッチンがない
これは大学や部室によって変わるかもしれませんが、私が住んでいた部室にはさすがにキッチンまではついていませんでした。そのためガスを使った料理はできないので、がっつり自炊はできないと思います。
しかし電気は使えるので、炊飯器でご飯を炊くことは可能です。また、ホットプレートやIHクッキングヒーターなどを使えるので、あまり困ることはありませんでした。
シャワールームやトイレは共同
シャワールームやトイレは学校内のものを利用するので、他の学生と共同になります。
洗濯機も学校内のランドリールームを利用するので、共同利用することになります。
利用料や光熱費、水道代は一切かかりませんが、共同利用に抵抗がある人にとってはストレスかもしれません。
部室に住む方法・流れ
部室に住むために1番必要なのは行動力です。
私が実際に部室に住むために考えた作戦と流れを解説します。
ず当然ですが、部室に住むためには何かの部活動に入部する必要があります。
ここで何の部活動に入部するかが1番重要です。
部活動を選ぶ際に重要な点は以下の5つ。
- 部室があること、住めそうなこと
- 自分ができるだけ得意なこと
- できるだけ部員が少ないこと
- 監督やコーチがいないこと
- 団体競技より個人競技
- あまり人気のない部活動であること
上記5つの条件を満たす部活動を探しにいきます。
部員が少ない部活動は部員が欲しいので、見学に行けばめちゃくちゃ優しく接してくれます。
部室が自分の家になるわけなので、できるだけ住みやすくきれいな部室がある部活動が良いですよね。
また、サッカーや野球などの団体競技よりも、卓球や空手などの個人競技や格闘技がいいです。
スポーツ以外の文系の部活動でも問題ありません。
次に入部した部活動の部長になります。
部長になることは必須ではないですが、部長になることで以下のようなメリットがあります。
- 部活動の方針やルールを決められる
- 部活動の活動日を決められる。
- 部費を使用する決定権がある。
部長や主将は部活動に関する様々な決定権があり、自由度が上がります。
とはいえ簡単に部長になることはできないので、常に部長になりたい旨をアピールし、実力も磨いていく必要があります。
あとは部室に住むだけですが、いきなり住むというのは難しいと思うので
最初のうちはたまに部室に泊まるくらいで徐々に家電や家具を部費で購入しつつ、
自然と自分の家のように住み着いていく感じになりました。
実体験
私の場合、大学に入学してすぐにいろいろな部活動を見学しました。
入学したての頃はちょうど部員募集の時期なので、部活動見学などをオープンにしている部活動が多く、見学や体験がしやすいです。
そして私は最終的に空手部に入部しました。
私の大学の空手部は部室がきれいだったのと、当時部員が3人で監督やコーチなどもいなかったので、これはすぐに主将になれるのではないかと思いました。
そして友達と一緒に空手部に入部。
1年生の終わりに主将(部長)になることができ、部室を自分の家のように住みつくことができました。
大学生のうちは遊びまくれ
大学生の時にアルバイトに時間を費やすのは非常にもったいない。
どうせ社会人になれば嫌というほど働くことになるので、大学生のうちは友達と遊んだり、目標に向かって勉強することに時間を使うことがおすすめです。
アルバイトも良い社会経験にはなるので、やり過ぎずに趣味や遊びに使うお金を稼ぐくらいが丁度いいと思います。
しかし大学生が親の補助なしで一人暮らしをする場合、アルバイトの収入だけで家賃や光熱費まで支払っていると、趣味や遊びに使うお金と時間が大幅に減少してしまいます。
そのためにアルバイトの時間を増やし夜遅くまで働いていると、友達と遊びにいく時間や勉強に費やす時間がなくなり、せっかくの大学生活の貴重な時間がもったいない。
疲労で体を壊してしまうと、逆に薬代や通院費でお金が減ってしまうことになるので、何のためにアルバイトをしているのかわからなくなる。
大学生のうちはアルバイトはほどほどにし、できれば親に補助を貰うか奨学金を借りて遊びや勉強に時間を使うことをおすすめします。
まとめ
私の場合、たまたま良い条件の部活が見つかり、主将(部長)になれたので簡単に部室に住むことができましたが、部室に住むには何の部活動を選ぶかが一番重要です。
他の部員達とのコミュニケーションも重要ですし、入部した部活ではある程度の実力も身につける必要があります。
そのため、部室に自分の家のように住むのはハードルが高いかもしれませんが、もし部室に住むことができれば家賃や光熱費は一切かからなくなり、生活費も部費からまかなえるので、かなりお金の余裕ができ、遊びや趣味、勉強に使える時間が大幅に増えるので、大学生活が圧倒的に豊かになるのではないでしょうか。
今回の方法はハードルが高く、周りでもやっている人を見たことや聞いたことがないですが、お金の悩みをなくす一つの手段として参考にしていただければ嬉しいです(^ ^)
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 部室に住むのは可能か、家賃0円生活 [方法やメリットを解説]自分が所属す… […]