動画見放題サブスクリプションサービスの代表であるNetflix、Abema、Hulu、Amazonプライムビデオ。
これらのサービスの会員登録をせずに友人や知人とアカウントを共有し、自分の端末で見ている人も多いのではないでしょうか?確かに友人や知人とアカウントを共有することで各サービスを無料で見放題にすることができますが、いくつか注意点やデメリットもあります。
そこで今回は、サブスク系動画配信サービスのアカウント共有について注意点やデメリットを解説していきます。
アカウントの共有とは
アカウントの共有とは、サービスを利用している友人や知人から、ユーザID or メールアドレスとパスワードなどのアカウント情報を教えてもらうことで、自分のパソコンやスマホからロブインしてサービスを利用することです。
動画配信系のサブスクリプションサービスは、毎月一定の料金を支払うことで各サービスが提携している動画が見放題になりますが、それぞれのサービスで配信している動画に違いがあったり各サービスでオリジナルコンテンツが配信されているので、どのサービスに会員登録をするか悩む人も多いです。
複数のサービスを契約するとその分料金が増し、それぞれのサービスで同じ動画が重複して配信されている(被っている)場合も多いので、複数契約はもったいない気がします。
そのため、友人や知人と別々の動画配信サービスを契約し、それぞれのアカウントを共有し合うことで一つの契約で複数の動画配信サービスを見放題にしている人も多いようです。
僕も実際にアカウント共有をしていた頃がありました。
僕はHuluを契約しており、Amazonプライムビデオを契約している友人とNetflixを契約している友人に、僕のHuluアカウントとパスワードを共有し、その代わりそれぞれの友人からNetflixとAmazonプライムビデオのアカウントを教えてもらっています。アカウントを共有することで僕は毎月1,026円で3つの動画配信サービスの動画が見放題として利用できています。※友人同士はお互い知り合いではないのでアカウントは共有していません。
僕はこの方法で3年以上も各動画配信サービスを見放題としていましたが、注意点やデメリットもありました。
アカウントを共有するとバレる?
結論から言うと、他人とアカウントを共有しても各サービスの運営側にバレることはありません。
アカウントの共有は規約違反に触れる可能性がありますが、友人とのアカウント共有について現在は取り締まりようがないのだと思います。具体的にどのような共有のされ方をすれば違反であると判断し検知すればいいのか、管理方法のシステム化が難しいのでしょう。
実際に僕は4年以上も友人とアカウントを共有していますが、規約違反の勧告やメッセージを受けたことは一度もありません。
注意点
アカウント情報が知られる
アカウントを共有する場合、当然ですが自分のアカウント情報を相手に教える必要があります。
つまりメールアドレスまたはユーザIDや、パスワードを他人に教えることになるので、もしそれらのアカウント情報を他のサービス(ネット銀行やSNS等)でも使いまわしている場合は不正にログインされてしまう可能性があります。いくら友人とはいえ内心どう思われているかわかりません。できるだけ信頼できる友人と共有するべきです。
共有する場合は、ユーザIDやパスワードなどのアカウント情報を、自分が登録している他のサービスとは違うものを設定しましょう。
プライベートな情報がバレる
アカウントを共有している場合、動画の閲覧履歴やお気に入り動画などが共有相手に筒抜けになるので、自分の趣味やプライベートな情報を知られてしまうことになります。
Amazonプライムを契約している場合、Amazonでの購入履歴までも見られてしまうのでさらに注意が必要です。
NetflixやHuluの場合、下記画像のようにプロフィールを作成しユーザーごとに使い分けることができます。共有相手とプロフィールを分けることで閲覧履歴やお気に入り動画もユーザーごとに分離が可能になります。
しかし共有相手のプロフィールを選択すればそのユーザーの閲覧履歴などの情報を見ることができてしまうので、自分の趣味の動画やプライベートな情報を隠すことはできません。
同時接続数に注意
動画を同時に視聴できるデバイス数は各サービスごとに決まっています。
例えばHuluでは2つのデバイスまで同時に動画視聴が可能となっているので、もし共有相手が家族で同じアカウントを使っていたりすると、誰かが見終わるまでは自分が動画を見れない状態になります。
デバイス同時接続の可能台数はHuluは2台、Amazonプライムは3台、Netflixは契約プランによって違うようです。(同時接続数はそれぞれのサービスで変更される可能性もあります。)
ただ、僕の場合Huluのアカウントを友人二人に教えて3年以上共有して使用していますが、同時接続でHuluの動画が見れなくなったことは一度もありません。
解約しにくい
もし自分が契約している動画配信サービスの動画を見なくなったり必要なくなった場合、共有相手に解約をしてもいいか確認をしないといけません。もし共有相手がまだその動画配信サービスで動画を見ていたり見る予定があるのであれば、少し嫌な思いをさせてしまう可能性があります。
逆に共有相手が契約している動画配信サービスを自分が見ている場合、共有相手からその動画配信サービスを解約したいと言われるとその動画が見れなくなるので、残念な思いをすることになります。
いずれにせよ、かならず解約する時はくるので、共有相手とトラブルにならないようにしっかりと話し合ってから解約するようにしましょう。
規約違反に触れる可能性がある
各動画配信サービスではっきりと記載されているわけではありませんが、他人とアカウントを共有して動画配信サービスを利用することは、利用規約に違反する可能性があります。
例えばネットフリックスの場合、同アカウントを共有して使えるのは同じ家庭の人だけというふうに書かれています。つまり友達に教えることは禁止されています。
しかし実際にログイン情報を友達に教えてアカウントを共有していたとしても、規約違反についての取り締まりが難しく、アカウントが共有されているということをシステム側で検知する方法がないので、共有していてもNetflixの運営側にばれる可能性は低いでしょう。
規約は動画配信サービスによって違いがありますが、他人とのアカウント共有は利用規約違反になる可能性がある為、アカウントの共有は自己責任で行なってください。
まとめ・感想
今回は動画配信サービスのアカウント共有について、注意点やデメリットを解説しました。
アカウントを共有することで得られる唯一のメリットは、無料または安い金額でよりたくさんの動画を楽しめるようになることです。
このようなサブスクリプションサービスは毎月一定のお金がかかるので、毎月の支出が増大し家計を圧迫することになります。少しでも安くたくさんの動画を楽しみたい場合には、様々な注意点も考慮しながら信頼できる友人や知人とアカウントを共有することをおすすめします。
動画配信サービスに限らず最近では様々なサブスクリプションサービスが新しく登場しているので、上手く他人とアカウントを共有することで色々なサービスを安く利用できるのではないでしょうか。規約違反に注意しながら上手にサブスクを使いこなしましょう。
以上、この記事が少しでも誰かの役に立てれば嬉しいです(^^)
コメント