PCモニターは基本的にサイズが大きい方が作業効率は良くなり、生産性が向上します。
これまではLGの34インチウルトラワイドモニターを使っていましたが、
作業効率をさらに上げるため、ディスプレイサイズが39.7インチのモニターへ買い替えました。
ウルトラワイドモニターというと一般的には34インチを指しますが、
それよりも一回り大きい39.7インチというサイズになります。(幅約93cm、高さ約39cm)
デスクに配置するとかなり大きいことがわかります。
ほぼデスクの端までありますね。(デスクは幅120cm、奥行き70cm)
私がPCモニターを選ぶ際、画面サイズ以外に重要視しているのは、利便性(使いやすさ)やディスプレイの画質です。
PCモニターはウルトラワイドモニターだけでも様々なメーカーや企業から発売されており、性能によって種類がたくさんあるので、自分に最適なモニターを探すのは大変ですよね。
そんな中、私が求めるすべての要望を満たすモニターを見つけたので購入しました。
LGの5K2Kハイエンドウルトラワイドモニター「40WP95C-W」です。
そこで今回は、実際に40WP95C-Wを使ってみて気づいた点や使用感などをレビューします。
LG 40WP95C-Wのスペック概要
ウルトラワイドモニターには平面と曲面がありますが、40WP95C-Wは曲面になります。
解像度が5120×2160(5K2K)、表示色が約10.7億色のNano IPSパネル搭載のモニターです。
さらにUSB Type-C端子も搭載されているので、MacBookなどのノートPCとの接続もケーブル1本の抜き差しだけで充電と映像出力が同時に可能となります。
40WP95C-Wの基本スペック
名称 | 40WP95C-W |
価格 | 186,380 ~ 233,500円 |
モニタータイプ | 湾曲 (曲面) |
モニターサイズ | 39.7インチ |
パネルタイプ | Nano IPS |
解像度 | 5120×2160 (5K2K) |
アスペクト比 | 21:9 |
表示色 | 約10.7億色 |
応答時間(ms) | 5ms(GTS) |
リフレッシュレート | 48-72Hz |
入出力端子 | USB Type-C (Thunderbolt4) ×1、 USB Type-C出力 ×1、 USB3.0 ×2、 HDMI ×2、 DisplayPort ×1、 ヘッドホン出力 ×1 |
スピーカー内蔵 | あり (10W+10W Rich Bass) |
モニターアーム対応 | 対応 |
40WP95C-Wのレビュー
40WP95C-Wの特徴を徹底的にレビューしていきます。
外観・サイズ感
外観やデスクに配置した時のサイズ感を見ていきます。
まず梱包されている状態のダンボール箱がかなり大きく重たかった。(女性が1人で設置する際は気をつけてください。)
付属品を確認
開封して中身を確認。
モニター本体とスタンド、説明書、各種ケーブル類が同封されています。
ケーブル類は、電源コード、Thunderboltケーブル、USB Type-Cケーブル、HDMIケーブル、DisplayPortケーブルが付属しています。
ケーブルがすべて付属しているのは嬉しいですね(^^)
デスクに設置し映像出力
モニターにスタンドを取り付け、デスクに設置します。
モニターに電源を入れ、MacBookとモニターをThunderboltケーブルで接続。
MacBookの出力を認識し、映像が正常にモニターに反映されることを確認します。
私のMacBookの場合は特に設定は必要なく、自動で5120×2160(5K2K)の解像度に調整されました。
(MacBookはM1チップ搭載のMacBook Air 2020です。)
横から見ると湾曲しているのがわかりますね。
ポート(入出力端子)の確認
40WP95C-Wの搭載ポート(入出力端子)は以下の通り。
- HDMI ×2
- DisplayPort ×1
- USB 3.0 ×2
- USB Type-C (Thunderbolt4) ×1
- USB Type-C出力 ×1
- ヘッドホン出力(イヤホンジャック) ×1
背面にUSB Type-C、DisplayPort、HDMIポート、イヤホンジャックがそれぞれ搭載されており、右の横側にUSB3.0ポートが2つあります。
角度、高さの調整
モニターの角度と高さは無段階で調整が可能です。
非常に滑らかに調整可能なので、モニターアームがなくても自分の姿勢や使用環境に合わせた画面配置が可能です。
高さは110mm調整が可能。
チルト(縦角度)は上20°、下5°まで自由に調整可能。
横角度は左右それぞれ15°の調整が可能です。
モニターアームも使用可能
使用感、性能
次は実際に使用して感じた点や便利機能をレビューします。
5K2K Nano IPSの美しい映像
40WP95C-Wの解像度は5K2K(5120×2160)、
さらにディスプレイはNano IPSパネルが採用されている非常に高画質なモニターです。
アスペクト比(縦横比)は34インチウルトラワイドモニター(3440×1440)と同じ21:9ですが、34インチよりも縦に約6cm、横に約13cmもサイズが大きくなっています。
関連記事:【ウルトラワイドモニター】34インチと39.7インチを比較、どっちを選ぶべきか解説
5K2Kとは
5K2Kとは、解像度(DPI)が「5120×2160」、アスペクト比(縦横比)が21:9になるモニターを指します。
解像度は画像を構成する粒子の細かさなので、基本的には解像度が高いモニターほど綺麗で繊細な映像を表現することができます。
現在の高画質ディスプレイといえば4Kが主流です。
4Kの解像度は「3840×2160」なので、5K2Kの解像度「5120×2160」は4Kモニターと縦の長さは同じで横に33%ほど大きくしたサイズになります。
つまり40WP95C-Wは、画質が4Kと同じ状態でサイズを横に大きくしたモニターとなり、4Kモニターとウルトラワイドモニターの良いとこ取りのハイブリッドモニターです。
Nano IPSとは
IPSパネルとは、液晶ディスプレイが映像を映し出す仕組みの種類のことです。
Nano IPSはパネルのバックライトにナノメートル粒子を使用し、より純度の高い色表現を可能にした技術が採用されています。
極めて純度の高い色彩を再現可能で、より正確で鮮やかな映像を表示します。
39.7インチの快適すぎる作業領域
39.7インチディスプレイの作業領域はかなり大きく、ウインドウを2枚並べても横に余白ができるほど広く快適です。
片方のウインドウで調べものをしながら、もう片方のウインドウで作業をしたり、
片方のウインドウで動画を見ながら、もう片方のウインドウでネットサーフィンをするなど、マルチタスクがウインドウの切り替えなしでできるので、作業効率、生産性が大幅にアップします。
3枚のウインドウを並べても作業スペースが十分にあります。
むしろ2枚よりも3枚のウインドウ表示のほうが、ちょうど良いサイズで作業ができるサイズだと個人的に感じます。
USB Type-Cが便利
40WP95C-Wは、最大96Wの電力供給が可能なUSB Type-C(Thunderbolt4)ポートを搭載しており、モニターへの映像出力とノートPCへの給電がケーブル1本で同時に可能です。
モニターとMacBookをケーブル1本で接続するだけで充電も映像出力もできるので、
デスクの配線周りも非常にスッキリし、MacBookを持ち運ぶ際もケーブル1本抜き差しするだけ。
MacBookを固定しているスタンドはTwelve South BookArkスタンドです。
電源ケーブルはモニター本体の分だけで良いので、付属のインタフェースカバーをスタンドの背面に付ければ配線が正面から見えることもなくなり、気持ちよく快適にPC作業を行うことができます。
ジョイスティックの操作性と機能
LGのモニターには、OSDジョイスティックというスティック型のボタンがモニター下部に1つだけついてます。
他にボタンやスイッチはなく、このジョイスティックだけでモニターの電源オン/オフや音声コントロール、明るさ調整、入力端子切り替え、ピクチャーモード変更など、様々な操作が可能です。
余計なボタンがなく非常にシンプルでスタイリッシュな設計がLGらしくて良いですね。
ボタンを一度押すとメニューが表示されます。
スティックを横や上下に動かすことで、入力端子の切り替えや画像調整、ブルーライト低減モードなどのピクチャーモードも調整することが可能です。
10W+10Wの音質
40WP95C-Wは10W+10Wの高出力ステレオスピーカーが内蔵されており、
より低音を豊かに再現するRich Bass機能が搭載されています。
モニターの内蔵スピーカーで十分なクオリティの音質が表現されますので、外付けスピーカーがなくても高音質で映画やゲームを楽しむことが可能です。
デイジーチェーン接続で生産性を極める
40WP95C-WはUSB Type-C Thunderbolt入力と出力端子を備えているので、
モニターを追加してデイジーチェーン接続ができます。
デイジーチェーンとは「数珠繋ぎ」という意味で、モニター同士を1本のケーブルだけで追加していく接続方式になります。
さすがにこのサイズのモニターをデイジーチェーンで追加することはないと思いますが、作業効率や生産性を極めたい人はモニターを簡単に追加することができます。
LG 40WP95C-Wをおすすめしたい人
40WP95C-Wをおすすめできる人は以下の通りです。
- お金に余裕があり、高性能なウルトラワイドモニターが欲しい人
- 広大な画面領域で作業効率を最大限まで上げたい人
- 高解像度の繊細な映像で、映画やゲームを楽しみたい人
5K2KでタイプC対応というハイスペックモニターなので、価格は20万円前後になります。
かなり高価ですが価格に見合う性能を備えているので、広大な画面かつ高解像度の映像で作業やエンタメを楽しみたい人には、本当に最高なモニターになるでしょう。
LG 40WP95C-Wの注意点
40WP95C-Wの購入を考えている人に向けて注意点もまとめたので解説します。
PC側の映像出力が対応しているか
最近のPCではあまりないと思いますが、性能の低いPCの場合、5120×2160という高解像度のウルトラワイドモニターへの映像出力が対応できない場合もあるようです。
もし現在、古いPCを使用している場合は事前に対応しているか確認しておいてください。
デスクやモニターアームの耐荷重
40WP95C-Wの重量はスタンド込みで12.3kg、スタンドなしで10.2kgもあります。
設置するデスクやモニターアームの耐久性や耐荷重を事前に確認しておいてください。
関連記事:ウルトラワイドモニター対応の高耐荷重モニターアームを徹底比較、おすすめ5選
設置スペースが十分にあるか
40WP95C-Wはディスプレイの横幅が約95cmもあり、スタンドも意外と大きいです。
デスク上に十分なスペースがないとキーボードやマウス、その他ガジェット類などを置いた時にデスクが狭くなり、逆に作業効率が悪くなったり快適に作業ができなくなると意味がないので注意してください。
LG 40WP95C-Wの詳細スペック
40WP95C-Wのスペック詳細は以下の通りです。
基本スペック
製品名 | 40WP95C-W |
画面サイズ | 39.7インチ |
アスペクト比 | 21:9 |
解像度 | 5120×2160 (5K2K) |
表示色 | 約10.7億色 |
パネル・タイプ | Nano IPS |
有効表示領域 (幅×高さ) | 929×392 (mm) |
応答時間(ms) | 5ms(GTG) |
垂直走査周波数 | 48-72Hz |
内蔵スピーカー | 10W+10W Rich Bass |
入出力端子
HDMI | 2 |
DisplayPort | 1 |
USB3.0 | 2 |
ヘッドホン出力 | 1 |
USB Type-C (Thunderbolt4) | 1 |
USB Type-C 出力 | 1 |
機能
HDR10 | ◯ |
HDCP | ◯ (HDCP2.2) |
Flicker Safe | ◯ |
Smart Energy Saving | ◯ |
ブルーライト低減モード | ◯ |
色覚調整モード | ◯ |
Super Resolution+ | ◯ |
ハードウェアキャリブレーション | ◯ |
DAS(Dynamic Action Sync) Mode | ◯ |
Game Mode | ◯ |
Dual Controller | ◯ |
OnScreen Control | ◯ |
LG Calibration Studio | ◯ |
筐体仕様
操作ボタン | OSDジョイスティック |
チルト | 前 : -5゚, 後 : 20° |
VESA規格 | 100 × 100 |
寸法 (スタンドあり) | 幅947×高さ505-615×奥行283(mm) |
寸法 (スタンドなし) | 幅947×高さ419×奥行283(mm) |
重量 (スタンドあり) | 12.3kg |
重量 (スタンドなし) | 10.2kg |
消費電力(標準時) | 80W |
消費電力(最大) | 88W |
省電力/スリープモード | 1.2W以下 |
入力 | 100-240V, 50/60Hz |
電源OFF時 | 0.3W以下 |
アクセサリー
電源コード | 1(1.55m) |
HDMIケーブル | 1(1.5m) |
DisplayPortケーブル | 1(1.5m) |
Thunderboltケーブル | 1(1.5m) |
USB Type-Cケーブル | 1(1.5m) |
クイックセットアップガイド | 1 |
上記情報はLG公式サイトからの引用です。
https://www.lg.com/jp
LG 40WP95C-Wのレビューまとめ
今回は私が実際に購入して使っているLGのウルトラワイドモニター、40WP95C-Wを徹底レビューしました。
PCモニターのサイズや性能は生産性に直結します。
40WP95C-Wは5K2Kという大画面+高解像度、さらにUSB Type-C対応というハイエンドモニターなので、悪いところが見つからないほどの最高のウルトラワイドモニターです。
作業効率が上がるだけでなく、映画鑑賞やゲームなどのエンタメについても高解像度で没入感も増すので、PCライフもより充実します。
高性能なウルトラワイドモニターなのでかなり高価ですが、作業効率や生産性が上がることで仕事のスピードが上がったり副業などのモチベーションアップにも繋がるので、良い自己投資になるのではないでしょうか。
以上、この記事が40WP95C-Wの購入に悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。
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