PCデスクの買い替えを検討していたところ、
電動式昇降デスクのFlexiSpotに出会いました。
FlexiSpotの電動昇降デスクには、E7やE8など、他にも様々なモデルが存在しますが、私はFlexiSpot E8 スタンディングデスクを選びました。(それぞれのモデルの違いは後述します。)
また、FlexiSpotの電動昇降デスクはフレームのみの販売となり、天板は別途購入する必要があるので、私はKANADEMONOというブランドの天板を購入しました。
FlexiSpotのフレームとKANADEMONOの天板をDIYすることで最高のPCデスクが完成したので、今回は電動昇降デスクのFlexiSpot E8について、徹底レビューしていきます。
(DIYといっても、天板をフレームに固定するだけなのでめちゃくちゃ簡単でした。私も初めてでしたが思っていたよりも簡単で早く完成したので、女性でも一人でできると思います!)
実際の写真を使いわかりやすく解説するので、電動昇降デスクを検討している人の参考になれば嬉しいです。
FlexiSpotとは
FlexiSpotは電動昇降デスクで有名なメーカーなので知っている人も多いかもしれませんが、アメリカやカナダ、ヨーロッパ、オーストラリア、日本など、世界中の多くの国で製品を開発・製造・販売している家具ブランドです。
昇降デスクが有名ですが、他にもオフィスチェアやソファ、ベッドなど、様々な人間工学に基づいた家具やオフィス用品が開発・製造・販売されております。
人間工学を製品デザインの核とし、IoT技術や5G技術の応用、高速・低騒音リニア駆動など、様々な分野での研究開発に焦点を当てた600人以上の研究開発チームにより生み出された製品はどれも非常に高品質です。
FlexiSpotを選んだ理由
健康目的
FlexiSpotは、健康や環境保護、インテリジェンス、人間工学を製品デザインの核とし、インテリジェントで健康的な住宅環境の新時代をリードすることを目指しており、最先端の技術と製品設計によってお客様の健康的な生活を支えることを企業理念に掲げております。
近年では、座りっぱなしが健康やメンタルに良くないという研究結果が発表されたこともあり、立って仕事をするスタイル(スタンディングワーク)が欧米諸国ではすでに流行しています。
座り作業と立ち作業を繰り返すことで、血流改善や腰痛対策、集中力向上、姿勢改善などの効果があることから、デスクの高さを自由に調整できる電動昇降デスクの人気が高まってきています。
日本でも徐々に取り入れている企業が増えてきているとのことで、私も仕事はすべて在宅ワークなので将来の健康を考えた結果、FlexiSpotの電動昇降デスクを選ぶことにしました。
組み立てが簡単だから
FlexiSpotの電動昇降デスクは組み立てが非常に簡単です。
デスク足が2つと、ビームと呼ばれる天板を支える土台部分をドライバーでくっつけるだけなので、家具の組み立てが苦手な人や女性でも簡単に組み立てることができます。(ただし非常に重いので、天板にくっつける際や、組み立て後にデスクをひっくり返す時は注意してください。)
電動式のため、電源ケーブルやコントロールパネルを接続する配線を接続をする必要がありますが、FlexiSpotは非常にシンプルで簡単に接続可能でした。
下記のように3本のケーブルを接続するだけです。
説明書もシンプルでわかりやすいです。
デザインがおしゃれ
FlexiSpotはデザインもスタイリッシュでおしゃれです。
モデルによって多少デザインの違いはありますが、E8は頑丈で耐久性に優れた工字型の脚で構成されており、脚の昇降支柱部分は楕円形の3段ピラミット構造になっています。
脚の支柱は2本のみで、無駄のない洗練されたフォルムです。
昇降操作を行うコントローラーもタッチパネル式になっているので、他ブランドのボタン式コントローラーに比べると見た目も格段におしゃれですよね。
好きな天板を使える
FlexiSpotはフレームのみの販売になるので、天板は自由に好きなものを使えます。
自分が必要とする天板のサイズやカラー、材質まで、自分の好きなように自由にカスタマイズできるので、自分だけのデスクを構成することができます。
材質には木材やガラス、樹脂、石、タイル、金属など、様々な種類が存在し、木材だけでも種類が無数にあり種類によって特徴が異なるので、自分の生活スタイルに合わせて選ぶ必要があります。
天板はホームセンターやAmazonなど、様々なネットショップで購入することができますが、私はKANADEMONOという家具メーカーでオーダーメイド購入しました。(天板の詳細は後述します。)
多機能で使いやすい
FlexiSpot E8の電動昇降デスクには、
非常に多機能で使いやすいタッチパネル式のコントローラーで操作が可能です。
タッチパネル式コントローラーの機能
- USB端子
-
コントローラーの側面にUSBポートが1つ搭載されているので、スマホやガジェット類の充電をすることができます。
デスクのすぐ側で充電ができるのでデスクワークの生産性が上がり非常に便利ですね。
- メモリー機能
-
コントローラーには4つのメモリー記憶パネルが搭載されており、あらかじめ設定しておいた高さを4つまで記憶させておくことが可能です。
ワンタッチで設定した高さに昇降するので、自分の最適な高さにわざわざ毎回合わせる必要はありません。
- ロック機能
-
コントローラーに誤って触れても動作しないように、ロック機能があります。
昇降動作をロックしておくことで、作業中に誤って昇降して集中力が切れたり、お子様が勝手に動かすことを防止することができます。
- 障害物検知機能
-
FlexiSpotの昇降デスクには障害物検知機能がついており、昇降動作中に手や物が挟まってもすぐにストップするように安全面もしっかりと考慮されております。
デスクの降下中に物が当たると降下動作がストップし、少し上昇するようになっています。
レビュー
ここからは私が実際に購入したFlexiSpot E8の使用感をレビューをしていきます。
FlexiSpot E8の基本性能
シリーズ | FlexiSpot E8 電動式昇降スタンディングデスク |
外観 | |
重量 | 32.7kg |
耐荷重 | 125kg |
昇降範囲 | 60~125cm |
脚幅 | 110~190cm |
対応天板サイズ | 幅:120~200cm 奥行:60~80cm 厚さ:2cm〜 |
昇降速度 | 38mm/s |
カラー | ブラック/ホワイト(天板別売り) |
機能 | USB・メモリー・ロック・障害物検知機能 |
脚段階 | 三段階(ピラミッド) |
外観・サイズ感
FlexiSpot E8にKANADEMONOの天板をDIYし、設置した写真がこちらです。
ちなみにモニターはLGの40WP95C-Wというモデルのウルトラワイドモニターです。
天板のサイズは幅120cm、奥行き70cmです。
裏から見るとこんな感じ。
配線整理にはマグネット式の電源タップがおすすめ
電源ケーブルには以下のマグネット式電源タップをデスク本体に設置して使用しています。
昇降デスクの場合、昇降動作によりケーブルが伸縮するので、電源タップをデスクの本体側に設置することによりコンセントの差し込みは電源ケーブル分の一本のみで完結します。
昇降デスク本体やPC、モニター、その他周辺機器へは、電源タップから電力を供給することで配線をスッキリさせることができます。
マグネット電源タップは、下記エレコムの電源タップがおすすめです。見た目がスタイリッシュな上、回転式なのでコンセントの向きを調整できます。
私の場合、PCへの給電はモニターのUSB Type-C端子から行っているので、電源タップからのケーブルは昇降デスク本体とモニターへの2本のみになりました。
関連:【PCモニター】USB Type-CのメリットとThunderboltやHDMIとの違い、どっちを選ぶべきか解説
収納ラックを後付け
私は以下のようにデスク裏へ収納ラックを後付けしました。
こちらは山崎実業のTowerシリーズの収納ラックです。
幅40cm、高さ7cmと丁度良いサイズ感で、底面からティッシュを引き出せる穴もついているので便利です。
KANADEMONOの天板が最高!
天板はKANADEMONOという家具ブランドの天板を使用しています。
KANADEMONOでは、様々な種類やカラーの木材を自分の好きなサイズの天板にオーダーメイドすることができ、非常に高品質な天板を取り扱われております。
木材には、ウォルナット・ブラックチェリー・ホワイトオーク・杉・ラバーウッド・パイン・ホワイトアッシュ・飛騨唐松・岐阜栓など、非常に多くの種類を取り扱っており、それぞれの特徴やメリットなども公式サイトで詳細に説明されています。
サイズは木材の種類にもよるかもしれませんが、
なんと1cm単位で幅100〜180cm、奥行45〜80cmの間で指定可能です。
実際に私が購入した天板は以下になります。
- 木材 : ラバーウッド
- カラー : ナチュラル
- 幅 : 120cm
- 奥行 : 70cm
- 価格 : 33,200円 (当時の価格)
私が選んだ木材のラバーウッドは、別名ゴムノキともいわれるブラジル原産の紅葉樹です。
ナチュラルカラーなので温かみがあり心地良いので落ち着いて作業に集中することができ、手触りはサラサラとしていて滑らかなのでずっと触っていたくなります。
ホームセンターなどの木材と比べるとかなり高価ですが、非常に高品質なのがわかり大満足です。
KANADEMONOでは、天板だけでなくテーブルや椅子など、他にも様々な家具が販売されており、
そのどれもが高品質でかなりオシャレです。
公式サイトを見た瞬間にオシャレなのが伝わります。
コントロールパネルの操作も快適
以下がコントロールパネルの写真です。
私は左端に設置しましたが、コントロールパネルはデスクのどこにでも取り付けることが可能です。
操作方法は非常にシンプルで簡単です。
パネル左側に[△上下ボタン▽]と[Ⓜ️メモリーボタン]があります。
[△上下ボタン▽]は長押しすることで、上下に昇降させることができます。
[Ⓜ️メモリーボタン]を5秒長押しすることでコントロールパネルをロックさせることができます。再度5秒長押しするとロックが解除されます。
また、パネル右側の4つのボタン(1・2・立っている人・座っている人)にそれぞれ高さを記憶させるためにも使用します。高さは4つまで(それぞれのボタンに一つずつ)設定可能です。
パネルの真ん中に点灯している数字は、現在の高さ(cm)を表しています。
写真はMAXの128cmの高さを表しています。(昇降デスクのMAX125cm+デスクの厚さ3cm)
パネルの右側の4つのボタン(1・2・立っている人・座っている人)を押すことで、記憶させた高さにワンタッチで昇降します。
操作方法についての詳細は、公式サイトや付属の説明書をご確認ください。
コントロールパネルの右側面には、USBポートが搭載されています。
スマホやその他周辺機器などの充電に使用できるので便利です。
昇降範囲の確認
昇降操作により、最小と最大の高さに昇降させました。
最小の高さ
最大の高さ
昇降動作も滑らかで、音も全然うるさくありません。
立ち作業は新鮮
おそらくほとんどの人は、今までに実際に立って作業をする経験はないですよね。
私も実際にFlexiSpot E8を購入してから、初めて立ち作業をしました。
最初はめちゃくちゃ違和感があり新鮮な感覚でしたが、今では当たり前のように毎日座り作業と立ち作業を繰り返しています。(実際は座り作業が8割ぐらいですが笑)
ずっと座り作業をしていると疲れてきたり集中力が切れることがありますが、そんな時に立ち作業に切り替えると、気持ちがリセットされてまた作業に集中することができます。
立ち作業に切り替えることで良い具合に集中力を保てるので、昇降デスクに変えてから生産性も向上しました。
デメリット
ここまでFlexiSpot E8の良いところばかりをレビューしてきましたが、
実際に使用して感じたデメリットも解説していきます。
結論、デメリットは以下の通りです。
- 電力が必要
- 重たすぎる
- 天板を別途購入する必要がある
- 価格が高い
- たまにエラーが出る
それぞれ解説します。
電力が必要
FlexiSpot E8の電動昇降デスクの昇降動作を行うためには、当たり前ですが電力が必要です。
電力を供給するための電源ケーブルが必要になり、コンセントの場所が限定されるためデスクの設置場所はある程度考える必要があります。
また、通常のデスクに比べると昇降デスク用の配線が1本増えるためデスク周りの配線環境も煩雑になる可能性があります。
重たすぎる
これはFlexiSpotの購入者が皆さん言っていることですが、
FlexiSpotの電動昇降デスクフレームはかなり重たいです。
フレームだけで32.7kgもあるので、天板を合わせると40kgは超えます。
天板をDIYする場合、天板の裏を上に向けて置き、フレームを逆さまに設置してネジを固定します。そして最後にひっくり返しますが、ひっくり返す時にかなり重いので力のない人や女性では難しいかもしれません。
天板を別途購入する必要がある
これは好きな天板を使えるというメリットの裏返しになりますが、FlexiSpotは基本的にフレームのみの販売なので、天板を別途購入する必要があります。
天板はホームセンターやネットショップで購入することができますが、天板を探したり選ぶのが面倒だという人にはデメリットになります。
価格が高い
電動昇降デスクは、デスクですが電化製品とも言えるので価格はかなり高いです。
FlexiSpotの電動昇降デスクはモデルにもよりますが、5万〜7万円になります。
さらに天板も合わせると10万円前後にまでなるので、簡単に手を出せるものではないですよね。
通常のPCデスクは安いものだと数千円で購入できるので、価格は何倍にも跳ね上がります。
それでも電動昇降デスクには健康面も含めた多くのメリットがあるので、将来を考えた投資だと思って検討してみても良いのではないでしょうか。
たまにエラーが出る
FlexiSpotの電動昇降デスクは、使っているとたまにエラーが表示されて昇降動作ができなくなります。
エラーの原因は様々ですが、タッチパネルに表示されるエラーコードによってエラーの原因を特定することができます。例えば、デスク上の耐荷重を超えた時や、障害物がある場合など、様々な原因が考えられます。
エラーコードの種別について、詳しくは公式サイトで確認してください。
エラーが出ることは滅多にないですが、対応が必要なので少し面倒です。
FlexiSpotのエラー:片脚だけ傾いてくる場合
通常、エラーは5分ほどで簡単に解消できる場合がほとんどですが、公式サイトや説明書に書いてあるリセット方法ができない状況になることがあります。
エラーコードは「ASR」や「E08」などと表示されるのですが、リセット操作をしようとすると「↓ボタン」が正しく反応しません。
エラーの内容としては、いつも通り昇降デスクを使用していると、昇降動作に必要なタッチパネルが反応しなくなり、エラーコード「ASR」が表示されます。タッチパネルが反応しないので、当然デスクの昇降動作もできません。
「↓ボタン」だけは押すとわずかに反応があり一瞬デスクが動きますが、エラーは表示されたままで正しく動作しません。さらに「下ボタン」を何度も押していると、片脚だけがだんだんと傾いてきます。
この場合の対応方法についてはnoteで詳しく解説しました。
FlexiSpotをおすすめする人
FlexiSpotにはE8以外にも様々なモデルがユーザーのニーズに合わせて展開されています。
今回は私が実際に購入したE8の使用経験から、E8がおすすめな人を解説します。
結論、FlexiSpot E8がおすすめな人は以下の通りです。
- 将来の健康を考えている人や運動不足の人
- 長時間のデスクワークにより、肩こりや腰痛に悩んでいる人
- 多少お金に余裕があり、仕事の生産性を上げたい人
機能性や品質は間違いないので、スタンディングワークを取り入れたい人は、ぜひFlexiSpotの電動昇降デスクをチェックしてみてください。
まとめ:クオリティ・オブ・ライフの向上を追求したい
今回はFlexiSpot E8をレビューしました。
立ち作業はかなり新鮮でしたが、座り作業と交互に繰り返すことで気分も切り替えることができ、集中力も維持できるので、生産性の向上にもつながります。
何より座りっぱなしによる身体への悪影響を防止するために、将来の健康を考えて取り入れたので、皆さんもぜひ電動式昇降デスクを取り入れてみてはいかがでしょうか。
私はデスクだけでなくPCチェアーも最高のものを取り入れたいと考え、
ハーマンミラーのエンボディチェアというPCチェアを仕事環境に取り入れてみました。
エンボディチェアに関しては下記で徹底レビューしているので、興味のある人はご参照ください。
以上、これからもQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上を追求するために、自宅を最高の環境に鍛え上げていきたいです。
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