医療情報技師の資格取得を考えているけど、はたして取得する意味があるのか、何のメリットがあるのかわからないと悩む人も多いかと思います。
私はIT企業でシステムエンジニアとして働いていますが、医療情報技師の資格を取得しました。
私がなぜ医療情報技師を取得したのか、実際に資格を取得して感じたことやメリットなどを、システムエンジニアとしての目線から解説いたします。
医療情報技師を取得した理由
システムエンジニアの私がなぜ医療情報技師を取得したのかというと、給料が上がるからです。
私はIT系の特定派遣企業の社員として働いていますが、医療情報技師を取得することでなぜか1万円の資格手当が毎月の給料にプラスされます。資格手当の対象の資格は他にもいろいろありますが、医療情報技師は難易度が低い割には資格手当が1万円と大きいので、資格取得を目指しました。
特に医療に興味があったわけでもなく、仕事で資格が必要だったわけでもありません。
医療情報技師を取得するメリット
正直なところ、システムエンジニアが医療情報技師を取得するメリットは少ないです。
医療情報技師を取得する意味がある人は以下の通りです。
- 資格手当やインセンティブの対象で、給料が上がる人
- 医療に興味がある。医療系のシステムに関わりたい。病院で仕事がしたい人
- IT系の資格を増やし転職を有利にしたい人
- 病院で働き医師や看護師と仲良くなりたい人
上記のような場合です。
資格手当やインセンティブの対象で、給料が上がる人
医療情報技師を取得することで、資格手当やインセンティブがもらえる場合は、取得する意味はあるでしょう。
医療情報技師はIT関連の知識が少しある人にとっては、やや難易度が低いです。
資格手当やインセンティブの金額などにもよりますが比較的短い期間で取得可能なので、給料や所得を増やしたい人にとっては、効率は良いのではないでしょうか。
医療に興味がある・医療系のシステムに関わりたい・病院で仕事がしたい人
医療系のシステム開発や、病院でのシステム運用などを担当する院内SEなど、医療情報技師の資格を取得していないと就けない案件や仕事もあります。
もし医療系のシステム開発や院内SEの仕事をしたい人は、必須ではないですが取得している方が優遇されるでしょう。
院内SEは医師や看護師と打ち合わせなど、仕事でやりとりをすることが不可欠なので、普段のIT業界では関わることのない医師や看護師さんとの仲良くなったり友人になれる可能性も高いです。
院内SEの仕事内容や年収については下記で詳しく解説しました。
IT系の資格を増やし転職を有利にしたい場合
医療情報技師は難易度が低く短期間で取得可能なので、IT系の企業への転職で1つでも多く履歴書に資格を書きたいと思う場合は意味があるのではないでしょうか。
ただし、医療情報技師はIT知識のレベルは低い方なので、取得してもIT技術者としての技術力アピールにはあまり繋がらないかもしれません。業界の認知度もまだまだ低い資格ですが、勉強への意欲や向上心のアピールにはなるのではないでしょうか。
医療情報技師の勉強法・おすすめ参考本
ITの知識をある程度持っている人であれば、下記の過去問題集を解きながら、解答ページの解説を読むことを2、3回繰り返すだけで十分です。解説がしっかり記載されていてわかりやすく、過去5年分の問題が載っています。
解説を見て理解できない箇所もググればほとんど理解できるでしょう。
その他おすすめの参考書については下記で解説しております。
まとめ・感想
正直なところ、ITエンジニアが医療情報技師の資格を取得する意味はあまりないと感じます。
まだまだ認知度も低く、取得してもITエンジニアとしての技術アピールにはなりません。
しかし医療情報技師を取得してメリットを得られる場合もあるので、医療系システムに興味のある人や院内SEになりたい人は、資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。
医療情報技師についてもっと詳しく知りたい人は下記も参考にしてください。
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