医療情報技師はまだ認知度が低く、他の資格に比べると参考書や教科書、問題集なども市販のものが少ないです。学習サイトやオンラインスクールなども存在しないので、独学で勉強する必要があります。
独学で勉強するには参考書や問題集選びが重要になるので、今回は医療情報技師のおすすめの参考書や問題集を紹介いたします。
医療情報技師試験の概要
医療情報技師試験の申し込み方法や試験の流れについては医療情報技師育成部会のホームページに詳しく記載されているので、試験の概要だけ以下に記します。
- 受験資格:特になし(誰でも受験可能です)
- 試験日:年に1回、毎年8月に開催されます。
- 試験場所:全国の試験センターで開催されます。
- 受験料:15,000円
- 試験方式:マークシート
- 試験科目:情報処理系(60分)、医学・医療系(60分)、医療情報システム系(90分)
試験に合格するには3つの試験科目すべてに合格する必要があります。不合格になった科目があれば、翌年にその科目だけ再受験し合格すれば、医療情報技師として認定されます。
試験はマークシート方式での選択問題になりますが、「5択の中から2つ選択せよ」や「誤っているのはどれか」などの問題が多いため、問題文はしっかりと読んでください。
おすすめの参考書・問題集
医療情報技師の資格取得の難易度はそんなに高くはありません。
参考書や教科書、問題集はいくつか存在しますが、
試験に合格することだけが目的であれば問題集だけで十分に合格可能です。
医療情報技師 能力検定試験 過去問題・解説集
こちらは医療情報技師試験の過去5年分の試験問題(800問)とその解答、解説が記載されている問題集です。
非常に読みやすく、特に解説がわかりやすいので1番おすすめの問題集です。
試験に合格することだけが目的であれば、こちらの問題集を解いて解説を読むことを2,3回繰り返すだけで十分可能です。
医療情報技師 第7版 標準テキスト
こちらは「医療情報技術誌能力検定試験のための標準テキスト」です。
「医学医療編」、「情報処理技術編」、「医療情報システム編」の各科目ごとに1冊の書籍として出版されており、内容はかなり詳細に書かれています。
試験に合格することだけが目的ではなく、「内容もしっかりと理解して学びたい」「医療情報技師として仕事をしていきたい」と考えている人におすすめの参考書になります。
医療情報の基礎知識 問題付き
こちらは初心者におすすめの問題集付きの参考書です。
全医療関係者が知っておくべき医療情報知識の基礎的な内容を網羅しており、試験問題も記載されています。
教科書部分と問題集がどちらも載っており、短期で試験合格したい人におすすめです。
医療情報システム入門
こちらは資格試験の合格目的での参考書ではありませんが、医療業界についての法令や制度、電子カルテなどの医療情報システムについて、初心者にわかりやすく読みやすいので、基礎から勉強したい人におすすめです。
まとめ
医療情報技師試験のおすすめの参考書・教科書を紹介しました。
現代は医療もIT化が進み、病院などの医療機関でも様々な情報システムが使用されています。
医師や看護師などはITシステムを使うことが本来の業務ではないため、医療の知識に精通したITシステムエンジニア、つまり医療情報技師が必要になります。
医療技術もIT技術もこれからまだまだ進化していくので、医療情報技師の需要もこの先どんどん伸びていくと思われます。
そのため、ITエンジニアの人などで医療にも興味がある人や、院内SEになりたいという人は、医療情報技師について勉強してみるのもいいのではないでしょうか。
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