ウルトラワイドモニターか4Kモニターどっちを購入するべきか迷っている人へ向けて、それぞれのメリットや用途を比較し、どちらの購入がおすすめかを解説いたします。
ウルトラワイドモニターか4Kを選ぶには、
PCモニターの使用用途や作業内容によって変わります。
どちらか一方をおすすめする人もいますが、用途によって人それぞれ違うので、一概にどっちがおすすめですとは言えません。
結論、それぞれのモニターがおすすめな人は下記が基準となります。
- ウインドウを並べてマルチタスクがしたい人
- 仕事で動画編集やExcelなどの表計算ソフトを使用する人
- 大画面で迫力のある映画を観たい人
- ゲームの没入感や臨場感を上げたい人
- 高繊細な映像や写真を扱う人
- 綺麗な映画や動画を観たい人
- 4K対応のゲームをしたい人
- 文字を長時間見る人
それぞれのメリットと用途を見ていきましょう。
ウルトラワイドと4Kの違い
ウルトラワイドと4Kモニターの大きな違いは、アスペクト比・解像度・インチ数です。
比較 | ウルトラワイドモニター | 4Kモニター |
---|---|---|
アスペクト比 | 21:9 | 16:9 |
インチ数 | 34インチ | 27インチ、31.5インチ |
解像度 | 3440×1440 2560×1080(安価) | 3840×2160 |
画面サイズ(横幅×高さ) | 約799×335 (mm) | [27インチ] 約597×336 (mm) [31.5インチ] 約697×392 (mm) |
- ウルトラワイドモニターの主な特徴
-
ウルトラワイドモニターは一般的なディスプレイよりも横幅が広いモニターのことで、画面の縦横比を表すアスペクト比が21:9というふうに通常のディスプレイよりも横幅が約1.5倍広くなっております。
画面サイズは34インチ、解像度が3440×1440の製品がメジャーですが、
29インチや37.5インチなどの製品も存在し、アスペクト比を維持しながら様々なサイズや解像度のウルトラワイドモニターが存在します。 - 4Kモニターの主な特徴
-
4Kモニターは通常のディスプレイと形状は同じでアスペクト比が16:9の製品が一般的ですが、4Kモニターの場合は解像度が3840×2160と非常に高く、映像の細かいところまではっきりと映し出すので映像がとにかく綺麗です。
画面サイズは27インチか31.5インチになります。(31.5インチは32インチと読み替えられることもあります。)
どちらのモニターの場合も、モニターパネルの性能や搭載ポートの種類・ポート数などによって価格が大きく変わります。モニターパネルやポートの性能が同じであれば、4Kモニターよりもウルトラワイドモニターのほうがやや高価な傾向にあります。
ウルトラワイドモニターのメリット、用途
ウルトラワイドモニターのメリットと用途について解説します。
前提として、ここではウルトラワイドモニターは34インチ以上のPCモニターを指します。
ウルトラワイドモニターには平面と曲面があり、それぞれ用途や作業内容によってメリット・デメリットがあるので、自分の目的に適したウルトラワイドモニターを選ぶ必要があります。
作業効率・生産性が上がる
マルチタスクがしやすい
横幅の広い34インチモニターでは、複数のソフトウェアを起動しても1枚のディスプレイ内で2つのウインドウを横に並べて表示させることができます。(3つ並べることも可能。)
例えば、画面右半分で動画を見ながら左半分で作業ができたり、調べ物をしながらプログラミングや記事の執筆など、様々なマルチタスクがウインドウを切り替えることなく可能になるので、作業効率が大幅に上がります。
表示領域が大きくなる
横幅がかなり広いので、Excelなどの表計算ソフトや動画編集ソフトでもかなり広く表示可能になり、作業効率アップ、生産性向上に大きくつながります。
ゲームの没入感・臨場感が上がる
プレイするゲームにもよりますが、表示領域が広がり通常のモニターでは表示されない箇所も表示されるようになるので、ゲームへの没入感や臨場感が上がります。
表示領域と視野も広がるのでゲームの攻略にも有利になります。
映画や動画の迫力が上がる
映画は基本的に映像が横長に作られているので、通常のモニターの場合は上下に黒い余白ができます。ウルトラワイドモニターの場合は映画の映像を余白なく最大限に映し出せますので、映画をより大きな画面で楽しむことができます。
また、NETFLIXやAmazonプライムビデオなどの一部のコンテンツでは、シネスコサイズというワイドサイズの映像が配信されており、これをウルトラワイドモニターで表示するとすごく迫力があります。
デスク環境がおしゃれになる
個人の主観になるかもしれませんが、ウルトラワイドモニターはスタイリッシュでおしゃれ。
一般的なオフィスや仕事場では、ウルトラワイドモニターを見る機会は少ないと思います。まだまだウルトラワイドモニターを導入している企業や個人も少ないので、ウルトラワイドモニターを導入することで新鮮な気持ちになります。
モニターはデスク上にある一番目立つアイテムなので、おしゃれなウルトラワイドモニターが設置してあるだけでテンションが上がり、作業に対するモチベーションも向上します。
4Kモニターのメリット、用途
次に4Kモニターのメリットと用途を見ていきましょう。
とにかく映像が綺麗
4Kモニターの解像度は一般的なフルHDモニターの4倍もあるため、写真や映画、ゲームなどの映像を高繊細で美しく表示してくれます。
NETFLIXやAmazonプライムビデオでは4K配信の作品がどんどん出てきているので、PCモニターが4K映像を映し出せないともったいない。派手なアクションシーンや戦闘シーンも動きがはっきりと見やすくなったり、広大な大自然を高繊細な4Kで見ると感動します。
最近のゲーム機は標準で4K映像に対応しており、ゲームの映像がまるで映画の映像のようにリアルでヌルヌルと動く時代です。
文字が見やすく疲れにくい
写真や映像だけでなく、文字も綺麗に表示します。
フルHDと比べると文字のドットがさらに細かく(4分の1に)なるので、文字が非常に滑らかでシャギーがほぼない状態で表示されます。
そのため長文の文字を入力する仕事の人や、小さな文章を長時間見ることが多い人も、目が疲れにくく快適に作業ができるようになります。
どっちを選ぶべき?
それぞれのメリットを見ましたが結局どちらを選ぶべきなのか、それぞれのモニターのおすすめな人を解説します。
ウルトラワイドモニターがおすすめな人
ウルトラワイドモニターがおすすめな人は以下の通りです。
- ウインドウを並べてマルチタスクがしたい人
- 仕事で動画編集やExcelなどの表計算ソフトを使用する人
- 大画面で迫力のある映画を観たい人
- ゲームの没入感や臨場感を上げたい人
1枚のディスプレイ内で複数のウインドウを並べて表示させることができるので、マルチタスクがしやすく作業効率が上がります。横幅が広いので1つのウインドウを全画面表示させることで動画編集やExcelなどの表計算ソフトもかなり広く表示させることも可能。
また、映画を大画面で観ることで迫力が増し、ゲームの表示領域も広くなるので没入感や臨場感もアップします。
4Kモニターがおすすめな人
4Kモニターがおすすめな人は以下の通りです。
- 高繊細な映像や写真を扱う人
- 綺麗な映画や動画を観たい人
- 4K対応のゲームをしたい人
- 文字を長時間見る人
4Kモニターはとにかく映像が高繊細で綺麗なので、綺麗な映画や動画、写真を見たい人におすすめです。また、文字も滑らかに表示するので長時間の作業での目の疲れを低減します。
LGがおすすめ
ウルトラワイドモニターや4Kモニターは様々なブランドやメーカーから販売されていますが、ディスプレイ性能に関してはLGというブランドが頭ひとつ抜けており、性能や用途別にラインナップが非常に豊富です。
LGはウルトラワイドモニターだけに絞っても、なんと20種類以上のモニターを取り扱っていますので、絶対に自分の用途に合うモニターが見つかるはずです。
【5K2Kモニター】両方のハイブリッドモニターもある
ここまでウルトラワイドモニターと4Kモニターそれぞれの特徴やメリットを解説してきましたが、
両方の良いとこ取りである5K2Kモニターも存在します。
5K2Kとは、解像度(DPI)が「5120×2160」、アスペクト比(縦横比)が21:9になるモニターを指します。
4Kモニターの解像度は「3840×2160」、5K2Kの解像度「5120×2160」なので、4Kモニターと縦の長さは同じで横に33%ほど大きくしたサイズになります。
つまり40WP95C-Wは、画質が4Kと同じ状態でサイズを横に大きくしたモニターとなり、4Kモニターとウルトラワイドモニターの良いとこ取りのハイブリッドモニターです。
私は今まで34インチのウルトラワイドモニターを使用してきましたが、
下記LGの40インチ5K2Kモニター【40WP95C-W】に買い替えました。
34インチのウルトラワイドモニターとは比べ物にならないほど高性能で生産性も大幅にアップしたのでかなりおすすめですが価格が17万円以上とかなり高価なので、ご予算に合わせて検討してください。
40WP95C-Wについては下記で徹底レビューしましたので、気になる人はぜひ参照ください。
関連:LGの40WP95C-Wをレビュー!タイプC対応の5K2Kウルトラワイドモニター
まとめ
ウルトラワイドモニターと4Kモニターそれぞれのメリットと用途を見てきました。
それぞれにメリットがあり、どちらを選ぶべきかは人それぞれ用途によって変わってきますので、ぜひ自分の使用目的や用途に適したモニターを選んでください。
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